中国は古く数千年の歴史と 「中国・歴史・料理」
広大な土地と、10億の人口を有する大国である。
しかも、海に面する南東部の平野には、黄河、長江(揚子江(ようすこう))などの大河が流れ、その流域は広い平野で、農産物や水産物が豊富である。
奥地には砂漠地帯あり、山岳地帯ありで、住む人々も多様性に富む。
国民の94%は漢民族で、そのほか満洲族、モンゴル族、回族など、50余の少数民族が住む。
漢民族を中心に、古く高い文化を有し、その食生活も不老長寿を目標として漢の時代にすでに料理としていろいろつくられていたことが、当時の古墳の壁画や出土品などによっても示されている。
海に面する地方では古くから魚貝類を生食する風習のあったことは『斉民要術(せいみんようじゅつ)』に記述されているが、13世紀に遊牧民が勢力を得て、元(げん)の時代になってからは生食の習慣はほとんどなくなったといわれている。
野菜の豊富な平野ではその食べ方が研究され、また砂漠地方や山岳地方など暑熱、寒冷の厳しい地方では、それぞれの条件に適した食生活が、調理による医療も加えて長年の経験から研究されている。
いまなおその原形を失わずにそれぞれ地域名を付した料理として、各地方独自の特徴ある料理が発達し、現在中国料理は世界の人々に愛好されるに至ったのである。
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